皆さん、古紙の分別を当たり前のように行っていますが、実は「禁忌品」と呼ばれる、リサイクルできない紙があることをご存知でしょうか? 今回は、古紙のリサイクルをより深く理解し、分別を正しく行うために、禁忌品について詳しく解説していきます。
なぜ禁忌品を混ぜてはいけないの?
古紙は、パルプに戻して再び紙製品に生まれ変わります。このリサイクル工程で、禁忌品が混入すると、機械の故障や製品の品質低下を引き起こし、結果的にリサイクル自体が難しくなることがあります。
禁忌品が引き起こす問題
機械の故障: プラスチックや金属などの異物が混入すると、機械にダメージを与え、生産ラインを停止させてしまうことがあります。
製品の品質低下: インクや接着剤が付着した紙は、パルプの品質を下げ、再生紙の強度や色に悪影響を与えます。
環境への負荷増大: 不純物が混入した古紙は、リサイクルできずに焼却処分される場合があり、環境負荷が増大します。
主な禁忌品の品目とは?
禁忌品は、大きく分けて以下の種類があります。
材質が紙以外のもの: プラスチック製品、金属製品、布製品など
紙に加工されているもの: カーボン紙、感熱紙、ラミネート加工された紙など
汚れや異物が付着しているもの: 食品が付着した紙、油汚れのある紙、においのついた紙など
具体的な例
OK: 新聞紙、雑誌、チラシ、段ボール
NG: 食べ終わったピザ容器、紙コップ、洗剤の箱、ガムの包み紙
分別をする際のポイント
種類ごとに分ける:新聞紙、雑誌、段ボールなど、種類ごとに分別しましょう。
異物を除去する:クリップやホッチキスなどは取り外しましょう。
汚れを落とす:食品が付着した場合は、水で洗い流し、十分に乾燥させてから出しましょう。汚れが取れなかったり油が染みついているものは可燃ごみとして処分しましょう。
自治体のルールを確認する: 各自治体によって、古紙の出し方や回収ルールが異なりますので、必ずご自身の地域のルールを確認しましょう。
まとめ
古紙は様々な種類があり、禁忌品と呼ばれる品目も様々です。
お住まいの自治体の案内を確認し、一人一人が適切な分別に努めることで持続可能な社会の実現へと近づいていきます。
名古屋市西区に本社を置くナガイホールディングス株式会社では、愛知県内約50か所にリサイクルステーションを設置することで、持続可能な社会の実現の一助となれるよう日々取り組んでいます。
ぜひお近くのステーションをご利用ください。
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