2024.07.26

ファストファッションがもたらす環境問題とは

ZARAやUNIQLO、SHEINなど皆さんのクローゼットの中にもこれらのブランドの服が1着はあるのではないでしょうか。
安価で流行を取り入れやすいファストファッションは、多数の問題を抱えています。このコラムでは環境問題に焦点を当てて解説していきます。

 

ファストファッションとは?

ファストファッションとは、最新のトレンドを取り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで大量生産、販売するブランドや業態のことをいいます。
「早くて安い」ファストフードになぞらえてこう呼ばれるようになりました。

 

ファストファッション業界が抱える課題、問題点

環境省によると服1着を作る際にはペットボトル約255本を製造するのと同じだけのCO2が排出され、浴槽約11杯分もの水が使われているそうです。

洋服が出来上がるまでには、素材の調達や紡績、染色、縫製、輸送と非常に長いプロセスがあり、大量の資源、エネルギーが必要になるのです。
環境に関する問題は以下のようなものがあります。
水質汚染:染色工程では有害な化学物質が水中に放出され、河川などの水質悪化や水資源の枯渇が懸念されている。
大気汚染:化学繊維の製造時には、大量の化学薬品や有害物質を使用しています。これらが大気中に放出されると大気汚染の原因になります。
大量の廃棄物:現在、捨てられた洋服の95%はそのまま焼却・埋め立て処分をされています。年間約48万トンにものぼり、分かりやすく言うと大型トラック約130台分を毎日焼却・埋め立てしていることになります。

 

私たちができること

ファストファッション業界が抱える環境問題に対して、私たちにできることは何でしょうか。
着なくなった服はリユースやリサイクルに回そう
購入時、環境に優しい認証マークやラベルのある商品を選ぼう
このように、個人でも環境問題にアプローチが可能です。

 

まとめ

日常に欠かせないファストファッションですが、深刻な環境問題を抱えていることがお分かりいただけたでしょうか。
必要以上に買いすぎず、長く大切に着ること、着れなくなっても廃棄ではなく再利用できるようにすることが大切です。

愛知県内にお住いの方で、お近くにリサイクルステーションがある方は衣類の持ち込みも可能な場合があります。
持ち込まれた衣類は古着としてリサイクルに回されますので、ファストファッション業界が抱える環境問題に貢献することができます。
お近くのステーションはこちら

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