2024.07.19

食品ロス削減の取り組みと私たちにできること

近年、食品ロスが世界的な課題となっています。
工場や店舗などから出るロスが多いと思いがちな食品ロス問題ですが、意外に個人・家庭によるロスも多い身近な問題なのです。今回は食品ロスの現状や私たちでできることを解説していきます。

 

食品ロスとは?

食品ロスとは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことを指します。消費期限切れや賞味期限切れになった食品、規格外の食品、食べ残しなど、様々なものが食品ロスに含まれます。

 

食品ロスの現状と課題

日本の現状に目を向けると、農林水産省と環境省の推計によれば2020年度の食品ロス総量は522万tです。
これがどれくらいの量なのかというと、世界各国で上に苦しむ人々への食糧援助分の420万t(2020年)を上回る量です。
食品ロス削減には、以下のような課題があります。
・消費者は見た目重視で商品を選んでしまう
・商品を品切れにしたくない企業側の判断
など、販売側にも消費者側にも課題があります。

 

私たちにできること

食品ロス削減には、私たち一人ひとりが意識を変えることが重要です。
・買い物前に冷蔵庫の中を確認する: 買い物に出かける前に冷蔵庫の中を確認し、必要なものだけを購入するようにしましょう。
・食べきれる量の料理を作る: 食べきれる量の料理を作るようにしましょう。作り置きする場合は、冷凍保存を活用しましょう。
・賞味期限・消費期限を確認する: 賞味期限・消費期限を確認し、期限内に食べるようにしましょう。
・食べ残しをしない: 食べ残しを出さないよう、自分に合った量を注文しましょう。

 

まとめ

食品ロスは、私たち一人ひとりの意識を変えることで削減することができます。食品ロス総量522万tのうち、『家庭系食品ロス』は全体の47%にもなる247万tです。
私たち一人ひとりが協力して、食品ロス削減に取り組むことがとても大切です。

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