市民アンケート調査
令和3年9~10月に名古屋市内居住の18歳以上2,000人を対象に市民アンケート調査を実施いたしました。
プラスチック問題に関する関心
「プラスチック問題へ関心がある」「取り組みが必要」と回答した方の割合は約9割と非常に高い結果となりましたが、結果を年代別で見た場合、20代が他年代と比較して低い傾向が見られます。
出典:名古屋市プラスチック削減指針
特に関心のある内容としては、直接的に影響が見えにくい地球温暖化や資源循環に比べて「ウミガメや海鳥など生態系への影響」が高くなっています。
出典:名古屋市プラスチック削減指針
プラスチック問題解決に向けた行動
実践している取り組みは「マイバックの持参」が最も高く、レジ袋有料化等による行動変化が浸透してきていると考えられます。マイバックの利用のようにごみの発生を元から減らすことができるリデュースにつながる行動は最も重要ですが、他のリデュースにつながる「マイボトルの持参」や「使い捨てスプーン・フォークを断る」といった行動はまだまだ浸透していない結果となりました。
また、マイバックの持参に続いて「分別ルールを守る」「ポイ捨てをしない」などの既存のルールに従った適性排出の仕組みが高くなっています。
一方、「清掃活動への参加」は低い結果となりました。
関心を行動に繋げるためには、問題がすでに身の回りに影響していることを認識し、自身のライフスタイルを変えることが必要です。
出典:名古屋市プラスチック削減指針
vol.5では名古屋市の現状と課題として事業者アンケート調査の結果を取り上げます。