1.カーボンニュートラルとはどういうことなのか?

カーボンニュートラルとは 温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します 。
詳しいことや「二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量をできるだけ削減した上で、削減しきれなかった分を植林・森林管理などにより二酸化炭素を吸収することで差し引きトータルゼロにすること」

カーボンニュートラル

 

2.カーボンニュートラルに向けての目標

【世界全体の目標】
地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けて、2015年にパリ協定が採択され、120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」という世界共通の長期目標を掲げ取り組んでいます。
「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする」
各国は温室効果ガスの削減目標を5年ごとに提出し、適宜見直して削減を加速することを義務づけられています。

【日本の目標】
2020年10月、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。
2030年の時点では途中経過として、2013年に比べて46%減らす道を模索しているのです。
目標の達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減 並びに 吸収作用の保全及び強化をする必要があります。

【なぜカーボンニュートラルを目指すのか】
世界の平均気温は2017年時点で、工業化以前(1850~1900年)と比べ、既に約1℃上昇したことが示されています。このままの状況が続けば、更なる気温上昇が予測されています。

平均気温

近年、国内外で様々な気象災害が発生しています。
個々の気象災害と気候変動問題との関係を明らかにすることは容易ではありませんが、気候変動に伴い、今後、豪雨や猛暑のリスクが更に高まることが予想されています。
日本においても、農林水産業、水資源、自然生態系、自然災害、健康、産業・経済活動等への影響が出ると指摘されています。
こうした状況は、もはや単なる「気候変動」ではなく、私たち人類や全ての生き物にとっての生存基盤を揺るがす「気候危機」とも言われています。
気候変動の原因となっている温室効果ガスは、経済活動・日常生活に伴い排出されています。
国民一人ひとりの衣食住や移動といったライフスタイルに起因する温室効果ガスが我が国全体の排出量の約6割を占めるという分析もあり、国や自治体、事業者だけの問題ではありません。

地上気温の変化

カーボンニュートラルの実現に向けて、誰もが無関係ではなく、あらゆる主体が取り組む必要があります。
将来の世代も安心して暮らせる、持続可能な経済社会をつくるため、今から、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けて、取り組む必要があります。
引用元:環境省 脱炭素ポータルより抜粋
https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/about/

 

3.私たちが出来る事

政府よりカーボンニュートラルに向けた取り組みとして2021年10月22日、「第6次エネルギー基本計画」が発表されました。 この計画においては日本のエネルギー需給構造が抱える課題の克服について記載がありますが、気候変動対策を進めながらも「S+3E(安全性+エネルギーの安定供給、経済効率性の向上、環境への適合)」という基本方針を前提にした取り組みが示されています。 カーボンニュートラルを目指す中にあっても、安全の確保を大前提に、安定的で安価なエネルギー供給を確保することは重要であり続けます。こうした観点から、再エネ、原子力、水素、CCUS/カーボンリサイクルな選択肢が追求され、中でも日本が目指す「2050年カーボンニュートラル」に向けては、再エネ最優先の原則で導入拡大し、再エネを主力電源としていくことが必要とされています。

 

4.ナガイホールディングスのカーボンニュートラルに向けた取り組み

ナガイホールディングスでは、環境に優しく、低コストな再生エネルギーの発電と精製を実現し、廃食用油を用いてディーゼル発電機用燃料を製造するクリーンフューエル事業を行っています。廃食用油から燃料を製造する過程においてエネルギーをほとんど投入しないため、ほぼ100%のエネルギー再生率を達成しています。

廃油リプロ

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